なまず工房
ウクレレプロトタイプ

あばウクレレッド TypeA#2

2004/3/12

ご意見・ご指導は ぷんaquarium@zeus.eonet.ne.jpまでお願いします。
なんとか形になりそうな目処がついてきたような気がします。

時間のある方は下のほうから逆スクロールしてみてください。

現在の様子

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いつのまにかアバレンジャーが終わってしまった。 つぎはデカレンジャーだそうで。。。。。。。。。
寒いので作業が滞っています やはりクリスマスプレゼントにはなりませんでした。次の機会にします。
さて、弦を張っておいておくとどんどん状態が変わってきます。日に日に共振ポイントが変わるようでそれも落ち着き結構フラットになるようになってきました。
やすりがけをして一気に仕上げたいところですが、室内作業は無理、屋外は寒いということで春までこのままかもしれません。
それよりもアバレンジャーが終わってしまいそう。次はデカレンジャーだとか。どんなん?

弦を張るときにトラブル。
ブリッジのところはクラッシックギターのようにしようと思ったのにうまく行きませんでした。
とりあえず穴を通してそのまま。ま、これでもいいでしょう。
そしてついに弦を張って音がでました。
張った最初の日の感想。。。音がしょぼい。
それから数日後。。。音に張りがでてきた。不思議。
きっと木材が弦の張力で変形しきって落ち着いたのでしょう。

最初は音痴でしたがナットとサドルを調整したらまともになりました。
音量が小さめなので最後のサンディングで板圧を薄くできるところはしてみようと思います。

どう見てもクリスマスまでに色を塗ってしあげられそうにありません。
もしかすると今年はここまで?

ナットとサドルを作ります。
なまず工房では竹を使います。理由はとくにありません。硬いのと、手元にあるからというのが理由です。
まずは音を出してみたいので適当に。



次はナットとサドルと書きながら
ブリッジをつくりました。
ブリッジはひっかけるだけのタイプが主流と思われますが、やわらかい木だと耐え切れずに飛ぶと思われたので(我が家のオベーションは1弦と4弦がすでに飛んでしまっている)クラッシックギターのようなものにしました。
10mmの材料から7mmまで落としました。
あとで色をつけるのがめんどくさいので先にスティンを塗り、穴と爪楊枝で位置決めして木工用ボンドで接着。
次回こそ音がだせるかな〜?

次は ナットとサドルをつくりましょう。
もう少しで弦を張れますね。
ペグをつけてみました。

さて、穴あけ
どうやったらバリが出ずにきれいに開けられるのでしょうか。
ボール盤があればいいのですが。。。
StwertMcDonaldのカタログにあった治具をまねてみました。
板に穴を開けた治具を作って下には板を敷いて3枚サンドイッチ状態であけました。

結構きれいにあきました。
あまり悩まないことにしました。
塗装してあるところと白木の部分をつくることにして失敗したらサンドペーパーで仕上げることに。
またゆがみもちょいと削ったらぜんぜん気にならない程度になりました。
ヘッドの形をやすりでがりがりと整えていきます。
次は ヘッドの部分をどう作るか?
すごく悩んでる。
薄い板を張って模様をつくるか?適当に筆で描くか?ヘッドに掘り込むか?
つまらんことで悩む。
おやまあ、ヘッドの部分がゆがんでる。
どうやら左のほうが1mm分厚いみたい。これは修正しないと。
材料が反ってきたわけではなさそう。

恒例の体重測定 な、なんと222g 300g以下でできるかも。
222g+ペグ42g+ナット、サドル、弦、塗装  <  300g?

忘れていたポジションマークを入れます。
サイドと指板上に入れました。2mmぐらいのプラスチックの棒を入れて切って削ります。
ないとあるでは大違いなので。
ついでに欠けた部分やのこぎりの跡、隙間にとの粉を木工用ボンドと練り合わせたものをつめました。でも乾くとちょっと色が濃くなってしまいました。ま、塗装したら目立たなくなるかと。。。
ネックの裏を整形
ドリルに取り付けられるやすりを入手。ネックの裏側はこれで一気に加工。これで継ぎ目が見えなくなった。
削れた部分がすべて飛散。すごいホコリ。
次は 指板を作るときにフレットを打ち込む前にポジションマークを先にいれておけばよかった。
ネック裏の仕上げ。
ヘッドの加工。これどうするかな。。。

ネック裏の整形
Before

After
ついに吊るしてもらえるようになりました。
ボンドの量はなかなか難しいです。少ないと隙間が開き、多いと飛び出してきて後が大変です。
で、つけたのですが、見事にボンドが足りなかったようで、ボンドは染み出してきませんでした。微妙な隙間が(涙)
おっとボンドをつけてから重さを量るのを忘れていたことに気がつきました。
指板は24g
指板材料74g、フレットワイヤー10gの見込みだったのでだいぶ軽くなりそうです。



さて次は指板の接着。
ボンドを塗って張るだけですが、奥が深い。
まずは位置決めで悩みました。
ボディの中心線と指板の中心線は合わせたいし、スケールもちゃんと出したいし。
結論としてはここでも爪楊枝作戦。
位置決めの穴をあけて爪楊枝で位置決めしました。これなら多少力をかけてもずれません。
ここまでくると一応ウクレレみたいです仮組みをしたところ。ここまでくると一応ウクレレみたいです
順番に打ち込みます。
一度入ったフレットを抜いてはいけません。二度目はぐらぐらになります。

つぎはフレットワイヤーをできるだけちょうどの長さに切ります。
前回ちょっと失敗しているので今回は慎重に。
フレットの食い込む部分の端は斜めに切っておいたほうがよさそうです。
しっかり固定してごりごり。
なんだかずれたかなあ(汗)
さて、次は指板をつくりましょう。
ちゃんとエクセルで計算して。。。
できるだけ正確にけがきます

そしていいよいよボディとネックの接着。
ネックでボディに近い部分はくっつけるとやすりがかけにくくなるのでできるだけしあげておきました。
さてちゃんとくっつくんでしょうか。
それは明日のお楽しみ
さて、くみ上げる前に体重測定。ボディは143g
トップ 42g
サイド 44g
バック 52g
だったので削った分軽くなることを期待したのですが、逆に5gも重くなるとは。。接着剤?
結局こんな感じにしました。
爪楊枝で正確な位置決め、ダボで強度確保。
本物のパイナップルも参考にして。。。。うそです。
おいしそうないい香りが。
さて、つぎはネックと合体といきたいところですが。。。
どうやって継ぐか。
さすがに機械をつかっただけのことはあります。
とってもきれいな弁当箱ボディができました。
ボディの周りはR5です。
今回このRのためにわざわざ5mmの板に掘り込みました。
しっかり閉まったのではみ出た部分を削ります。
ルータを作業台に固定して木材側を動かすことにしました。
そしてバックも接着。もうあけられません。
この場におよんで補強を入れました。
なんだかネックの取り付けが不安だったので10mmの板を追加。
ラベルは張らないことにしました。
墨で製作年と型式とシリアルだけ入れました。
他にも書きましたがそれは内緒です。
次の悩みは ウクレレとかギターって内部にラベルを貼らなくちゃいけないのかなあ?
なまずマークも入れたことだし。なしにするか。
それとも墨でメッセージでも書くか。
閉めちゃったらそれ以降作業できないしな。
やっとボディの接着です。
悩んだあげくトップから接着していくことにしました。
やはりネックを取り付けたときの平面出しのことを考えるとトップから行くのがいいかとおもいました。
たっぷり重しをかけています。

どこかのホームページで見た表面焼きを内部にやってみました。
適度に色がついていいかも。なまずはちゃんと黒くなりました。
ただだいぶ表面が縮むようなので焼きすぎには注意かも。
なかなか炎が安定せず意外と難しかった。
ルータをかけたあとのやすりでとりきれなかったかすがすっかり燃えてくれたのでそういう意味ではきれいになりました。

トップの力木も削りこみます。

バックの力木を削りこむ。適当に。
次の工程はボディの接着ではありませんでした。
トップをおさえてみるとなんだかふにゃふにゃ。
さらに急遽力木を追加。
こういうのって補強と言って力木と言わないのかもしれない。
体重測定 せっかくなので現在の状態で体重測定
トップ 42g
サイド 44g
バック 52g
ネック 63g
ペグx4 42g 意外と軽いもんなんだ
指板材料(74g)→削ったらどの程度になるだろか?
フレットワイヤー 35mmx12=420mm 10g
弦?
サドル?
ナット?
合計 327g

ちなみにうちのコアロハパイナップルロングネック 397g
オベーションウクレレ 461g

350gぐらいで仕上がるといいかも。
次の工程は ボディの接着
曲げたサイドにトップを先に接着すべきか?
それともバックを先に接着すべきか?
それとも同時に接着がいいのか?
トップとネックを張ってからがいいのか?
んー。悩む。
表面を焼くといいという情報もあったのでやってみようかと。
ますます週末じゃないとできない作業になってくる。

力木を接着
最初はいらないとおもったのですが、トップを切り抜いてみてあまりにも木が柔らかく弱かったので急遽つけることにしました。一応材料は用意してありました。クランプが足りなかった。100円ショップで買いたそう。




ここまでくるとだいぶ雰囲気がでてきました。
組み合わせてみたら
妻曰く 弁当箱みたい。。。。。。。。。。。確かに。昔はこんなのありました。
サイドに対して3mmほど大きめでトップとバックを切る。ゴリゴリゴリゴリ。。。。。。。。。。。。。。。。。。

なまず工房なのでこんな細工を。
目はアクリル棒で。
サウンドホールをあける。
あれ、バイキンマンみたいだ。
こんな形にするんじゃなかった。加工が大変。製品でこういうものがないのはうなずける。
5mmも板厚があるのに割れそうで怖い。
近所の人から何作っているの?と言われる。

やっと週末。ルータをまわせる。すごい音がするもんだから恐ろしくて夜中には電源を入れられない。
トップの加工。
トップは2mm程度まで板を削りこんで均一の厚みの単板のが本当?だろうけどせっかく5mmもの板厚があるのでルータで削り込んでみることにした。
せっかくなのでいろいろ細工してみるか。
近所迷惑をかえりみずすごい音と粉塵を撒き散らして終了。粉塵はカブトムシのケースへ。
周辺は5mmのこしたので、次の週末にまたルータでRをつけようか。
思案 トップとバックは2mmにすべきか5mmを生かすか?
2mmの板でぎざぎざに穴あけするのは至難の業?
ここまでの作業でできた部分を図面に乗せてみる。
をを、図面どおり::−P

ヘッドを図面にあわせてがりがり。
妻曰く、おじゃる丸のツッキー?に似ているらしい
どちらかというと勺のようだが。。。
1mm程度余裕を残して作業終了。
あとはボディにつけて指板をつけたあとに様子を見ながら整形しよう。
お、なんとなくウクレレのような形になってきたでしょ。

なんとなく雰囲気でてきたかな。
指板を張る面を加工。
慎重に平面に。これがまた難しい。

実はここにきて材料を固定する方法に悩み作業台を入手。
1750円だった。これでしっかりと材料を固定できるようになり作業が進む。
以外と便利。


とりあえずネックの材料はこんな感じになった。
しっかりとクランプで固定。
ヘッドの部分を張り合わせる。
このヘッドの部分も目分量でいったらサイズが小さくて作り直した。
なんのために図面かいているんだか。。。
ヒールブロックも接いで作る。結構いい加減に切って接着。あとで気がついたのだがぎりぎりだった。危ない危ない。
先にネックをつくることにした。
その理由は夜中に大きな音を出せないから。
材料はセバッツディアの集成材。
単に以前工作したときの余り部材。
以外とよく乾いていて軽いので使ってみることに。強度が不安。
厚みが20mmしかないので接いでつくってみることにした。
ばらばらになりそうで怖い。
トップは2枚張り合わせ。
普通の木工用ボンドで接着してるけどこんなんでもつのかな?
タイトボンドがいいらしいけどこのあたりでは手に入らないし。
次に東京か大阪に行ったときにゲットしよう。海外通販という手もあるな。。。。
一応木目を合わせて。
ライニングをつける。
本当はこんなものいらないと思っていたのですが、強度確保のためにつけることにしました。
ちなみにうちにあるコアロハのロングネックパイナップルにはついてません。
最初はアイロンで曲げようとやったのですが、思ったように曲がらなくてボツ。
約8mm間隔でのこぎりを入れてライニングにしました。
100円ショップでクランプ、洗濯バサミ他調達。
いまさらながら型をつくる。
これに入れておかないとどうも形状が不安定になる。
ヒールブロックを接着する
ここでやっと図面を書く。
ボディは曲げられたサイズをベースに実物あわせ。
厚みは材料にあわせて50mmにした。
スケールは13インチ。ベビーサイズ。
この写真ではなんだかわからんですね。
でもきっちり書いておくべし。あとで楽だし。
最大の難関と思われたサイドの曲げ
厚さ5mmの材料を2mmまでカンナで削る。
その後水をつけて家のアイロンで熱をかけて一気に曲げる。
長さ600mmの板がくるっと丸まった。
実は1枚無駄にして練習。なかなか難しいことを実感。
ポイントは板圧をちゃんと均一に削っておくこと。3mmは苦しい。2mmならなんとかなる。
アイロンで内側から熱をかけるとアイロンの傷が大量につく。
図面にあわせて曲げるなんて無理。曲がった形をベースに設計することにした。
思案 木は本当にまがるのだろうか?
ベンドアイロン作ったほうがいいか???
とりあえず近くのホームセンターにどんな材料があるか見に行く。
当然ながらコアとかマホガニーとかはない。
そこにあって使えそうなのはキリかアガチスという材料。
でも2mmとかの厚みのものはない。
一番薄い5mmのアガチスを買ってくる。
せっかくなので在庫からトラ目っぽいものを選ぶ:−)
こんなのどう?と息子に聞いたらほしいというので作ってみることに

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