Lumix DHC-GH1 100-300mm F5.6 1/400
絞り優先露出補正-1 手持ち撮影 撮影時刻5:25
第51回滋賀県写真展覧会
結果:特選・時事通信社賞
焼ける空の中を花が天に昇るかのように表現した作者の力量を高く評価したいと思います。背景のボケの処理にはもっと良い方法があったかもしれませんが、ただの生態写真で終わらせずに思い切った作風で見せてくれました。これからの写真表現を暗示する作品だと言えましょう。(水野克比古先生、北奥耕一郎先生)
表彰式後の批評会にて北奥先生講評より
すごいですよ。審査委員どうしで、どうしても入れたいのを出し合うのですが、その中にこの1枚をいれたんです。私はこういうイメージが大好きです。題もいいですね。「昇華」って。実際はこれ、テクニックとしてもすごいですね。どうやってとったんですか?
(水に映ったのを、ひっくりかえしてるんです)
それでもこういう風には写らないよね。多重化と思いました
(1枚です。ワンシャッターです)
そうは見えなかったなあ。上下反対だったらタイトルが昇下?ですか?(笑)
(上に行く感じが出したかったんです)
発想がすごいですね。すごいですね。みごとに騙されました。
(よかった~!)
まさか上下反対だとはおもわなかった。フィルターワークか、連射か。こんなうしろで焼けてるときに、見事にテーマを表現したなあということで感動しました。
みなさんもこれから写真を撮られたら、必ずひっくり返してみてみましょう。(笑)
*あまりにもどうやって撮ったの?という質問が多いので、近日明かしをしましょうか。
では、種明かし。
撮影するときに、手元のスイッチをONしたら、ハスの花が上にとぶ仕掛けがあって、、、、というのは嘘。
当時の状況がわかりやすい写真がありましたので、載せておきます。
どうです?わかりました?
で、いろいろ撮影した結果、こんな感じに
このままだとハスの花が下に行ってしまうので、ひっくりかえします。
これで天に昇る感じがでたでしょうか。
きつい逆光だったのと、横にある太陽の反射光をどう処理しようか悩みましたが、ハスの花を色を優先で調整してみたところ、オレンジの太陽の反射が白くなったので、ここで止めました。
で、できたのが、この作品です。
連写も、フィルターワークも、なんにもしてません。ちなみに、この1枚のために150シャッターぐらい切りました(笑)
こっちのほうがびよーんって感じだったのですが、ハスの花の形がいまいちだったのでやめました。
タイトル:びよーん!