http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20120302-OYT1T00011.htm?from=y10
コハクチョウ約180羽など多くの水鳥が越冬している滋賀県高島市安曇川町の松ノ木内湖で、東映京都撮影所(京都市右京区)の撮影スタッフが1日早朝、鳥の群れが飛び立つシーンを撮影しようと爆竹を2回鳴らし、地元の野鳥調査員の抗議を受けた。
同日午前6時40分頃、観察中の同市新旭水鳥観察センターの男性非常勤職員(34)が、対岸で大きな音を聞き、煙が上がるのを見た。その際、カモ類が一斉に、コハクチョウも1分ほどして約100羽が次々と飛び立ったという。職員が、近くにいた撮影スタッフ8人に尋ねたところ、爆竹を鳴らしたことを認め、「すみません」と謝罪したという。
東映の制作担当者によると、年内公開の映画で使う予定だったという。制作担当者は読売新聞の取材に、「軽率だった。朝もやの中、鳥の大群が飛び立つ幻想的な映像が欲しかった。映画で使うかどうかは今後検討したい」と話した。
(2012年3月2日09時14分 読売新聞)