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2012年10月 アーカイブ

2012年10月06日

びわこin琵琶湖


第43回守山市美術展覧会
結果:特選(読売新聞社賞)

雨後の蓮を、浮葉と水滴の輝きで表現された見事なカメラ・アイです。縦位置で深行きに配慮し、浮葉を構成的に扱った点が高く評価されます(木村尚達先生)

本人コメント:守山市美術展覧会を見にいったら、恐れ多くも木村尚達先生の横にかざってもらってました。まだまだ先生の域には達しません。この日は早めに出ましたが、すでに写真を撮影されている方もおられて、でも天気が超イマイチ。時刻は4時半過ぎです。暗ーい写真を数枚撮りましたがその中からの1枚。よりによって三脚もつかわず風景スナップスタイル。雨の後だったか?例年にはないハスが浮葉となって水面に漂う姿が印象的でシャッターを切りました。琵琶湖の烏丸半島の中に、ハスによって仕切られた、北湖と南湖の水域があって、その南湖の中にハスの葉のびわこがあるという3段構成だったのですが、気が付いてもらえたでしょうか?もう少し上部を焼きこんでも良かったかな?2012年っぽい烏丸蓮池の1枚です。(本人)

ちょっと彩度高めと感じましたが、パンチがありましたね。タイトルも面白かったです。(M先輩より)

実にうまいですね。風景を縦位置でもっていくというはなかなか難しいと思いますけど、蓮池の中からこれは船で撮っているのでしょうか?(いいえ、風車の下の陸からです。)この葉っぱの構成が実にうまいですね。そして仕上げも少し明るくもってきてますよね。手を入れている部分が実にうまく効いていると思います。この仕上げ、この水のトーンとグリーンの明るさが非常にいいと思います。雨のあとの水滴を使いながら、撮影した場所説明もきっちりとありますし、観光ということではなく、実にうまい作品づくりだと思います。(真ん中上あたりを指して)このあたりの明るさもさほど気にならないと思います。すこし(上のほうを)トーン落としているとおもいますけど、実にうまく画面処理されているとおもいました。仕上げも的確だったと思います。これだけいい配置を縦位置でうまく使われているなあと先生も仰ってました。よかったと思います。すごいカメラ・アイですね。(講評会にて、澤野二郎先生)

2012年10月12日

昇華

P1490450-3-500w.jpg
Lumix DHC-GH1 100-300mm F5.6 1/400
絞り優先露出補正-1 手持ち撮影 撮影時刻5:25

第51回滋賀県写真展覧会
結果:特選・時事通信社賞

焼ける空の中を花が天に昇るかのように表現した作者の力量を高く評価したいと思います。背景のボケの処理にはもっと良い方法があったかもしれませんが、ただの生態写真で終わらせずに思い切った作風で見せてくれました。これからの写真表現を暗示する作品だと言えましょう。(水野克比古先生、北奥耕一郎先生)

記者発表
入賞作品・選評など

表彰式後の批評会にて北奥先生講評より
すごいですよ。審査委員どうしで、どうしても入れたいのを出し合うのですが、その中にこの1枚をいれたんです。私はこういうイメージが大好きです。題もいいですね。「昇華」って。実際はこれ、テクニックとしてもすごいですね。どうやってとったんですか?
(水に映ったのを、ひっくりかえしてるんです)
それでもこういう風には写らないよね。多重化と思いました
(1枚です。ワンシャッターです)
そうは見えなかったなあ。上下反対だったらタイトルが昇下?ですか?(笑)
(上に行く感じが出したかったんです)
発想がすごいですね。すごいですね。みごとに騙されました。
(よかった~!)
まさか上下反対だとはおもわなかった。フィルターワークか、連射か。こんなうしろで焼けてるときに、見事にテーマを表現したなあということで感動しました。
みなさんもこれから写真を撮られたら、必ずひっくり返してみてみましょう。(笑)

*あまりにもどうやって撮ったの?という質問が多いので、近日明かしをしましょうか。

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2012年10月21日

歓喜

IMG_9997-10-500.jpg
第50回草津市美術展覧会
結果:佳作

*個人情報保護のため、WEBに掲載する写真は、下の方にモザイクかけてます。本当はみなさんの表情をみてもらいたいところですが、いろいろあるでしょうから加工しています。

批評会に出られた方、どんなコメントだったか教えてください!

2012年10月27日

ハクチョウの忘れ物

P1430128-2-10-500.jpg
第36回栗東市美術展
結果:佳作

これも本賞候補にあったんですが、非常に感性のある人で、若い方でした。この富士山の形がないとものすごく構図わるいんですが、これでピシッと締まりました。このハクチョウかなんかの足跡をいれているんですね。入り方も非常にうまいですね。ハクチョウの忘れ物、そのとおりです。フレーミング、トリミング、自分の見せ方、非常によかったです。タイトルはこれでいいです。(樋口幸雄先生)

この写真は湖北の早崎ビオトープでの撮影です。数日前にどか雪が降って膝上までの雪の中をラッセルすること20分、そこには手つかずの光景がありました。コハクチョウが歩いた足跡ですが、その中から、おもしろそうなこのカットを。どうもお化けが3匹いるように見えてしまって撮影したものです。帰りに雪の下の穴に落ちて片足びちょびちょになったのを思い出す作品です。(本人)

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太陽と月の物語

sun%26moon-500.jpg
第36回栗東市美術展
結果:入選

どういう風にとったのですか?非常に難しい撮影をされて、成功したものですね。こういうのが出てくるとパソコンで加工したのではと言う人も中にはいますが、これだけ何時間もかけて撮られたというのは見事だと思います。あとどうしたらもっと強烈に、、(右上を指して)この辺明るいからもっと濃く仕上げたらいいかと思います。なかなかいい出来だと思います。(樋口幸雄先生)

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