バイオリンキット到着
4/4サイズのバイオリンが落ちていないので勉強のため作ってみることにした。
注文即納入。バーツの不具合はあったがこちらも即対応いただき、準備完了。
表側は結構木目が通っていてきれいです。
裏もこんな感じ。
fホール付近は接着面が確保できていない?
サドルは最初からついているが裏が粗い。
とりあえずこのパーツはなんとかなるでしょう。OK。
この冬いっぱいかけてできればいいでしょう。
4/4サイズのバイオリンが落ちていないので勉強のため作ってみることにした。
注文即納入。バーツの不具合はあったがこちらも即対応いただき、準備完了。
表側は結構木目が通っていてきれいです。
裏もこんな感じ。
fホール付近は接着面が確保できていない?
サドルは最初からついているが裏が粗い。
とりあえずこのパーツはなんとかなるでしょう。OK。
この冬いっぱいかけてできればいいでしょう。
裏側の板は既に横の板と接着済み。
くっついていないと形状を保てずばらばらでしょうな。
片方は虎目がうっすら。反対の片方は???左右対称の材じゃないのが×、ま、あんまし気にしないでいきましょう。
でもねえ。。。
結構作りは粗い。あとで削ってなんとかしましょう。
裏板との隙間が開いてるし。ここはネックのブロックのところで力がかかるはずだからしっかりととめておかないと。
テールピースにいたっては穴を開けていただいてますが、これなら開いていないほうがましかも。
とまあいろいろ書きましたが、フルスクラッチでつくるよりもどれだけましか。。。
開いた隙間はボンドでも流し込んで固めてしまいましょう。
まさか、そのまま組んだほうがボディがゆるゆるで鳴るってことはないよな。。。
続く
ネックは結構重い。バランス大丈夫なのか?軽量化のためにくりぬきたい衝動に駆られる。
糸巻きはロールパンの焼く前の形してる。わざわざ大変なのにこんな形に彫るのね。
ネック全体裏側、意外ときれいだが。
こりゃ左右のバランスが悪い。削らないとだめみたい。。。それともこんな形が正解なのか?
ここがボディから浮くのが不思議な形
指板は多少逆そり。
隙間が1mm弱、こんなもんなのかな?
パーツがいろいろついていました。
そのうち組み込むのでしょう。当面必要なさそうなのでしまっておきます。
テールピースが壊れてたので交換してもらいました。ねじが馬鹿になってました。
そうそう、楽器を作るときに板はしっかりと乾燥していたほうがいい音がするはず。
諸先輩方のアイデアを真似てみる。
電子レンジ弱で30秒。
板がほんのりと暖かくなる。そしてなんとなく木の表面が湿っぽくなる。中から水分が出てきた証拠か?
1回やっても効果はなさそう。時間を見つけてチン!しよう。
なんだか工房らしくなってきたかな?
象眼のために、ひたすら幅1.2mmの溝を掘る。最初から彫ってあったりするがぜんぜん深さと幅が足りないので彫る。接着剤入れたら狭まるんだろうなとおもいつつ。
本当はこの工程は省略したかったのだが、中途半端に溝が彫ってあるのでしょうがない。やるか。
予想通りとても面倒である。
音が出ればいいや、いい音しなかったらサイレントバイオリンにしちゃおうとか、いろいろ手抜きを考えてましたが、だんだん普通のバイオリンっぽくなっていきそうです。
気が向くまま作業はやっている。
仕事じゃないので計画も立てず、できそうなことからやる。
最近飲みにいくことが多いのでなかなか時間がとれないが、ちょっとづつ。
工程間違うと痛いだろうがいまのところ何とでもなりそう。
とりあえず隙間は埋める。
ニカワではなく、今回はもうタイトボンドで行くことに決定。
しっかりくっついていないところはタイトボンドでクランプで締めて
板圧がきっと出来に一番効くのだろう。
みなさん板圧を測るいろいろな装置を買われているが、ここはいかに簡単に板圧を測れるかを考えてみた。
ホームセンターで穴空きの板を買ってきて組み合わせただけですが。。。
ヒンジの部分のガタは致命的なので、ねじにタイトボンドを塗ってはめあい調整をした。
オリジナルの状態で測ってみるとどこも4mmぐらいで、のっぺりした感じ。
ものの本によると側板の付近を一番薄くするのがいいらしい。ちょうどスピーカーみたいな感じなんでしょう。
外から11.5mmはフラットにするように書いてあったが、既に裏板は側板がくっついているのでぎりぎりまで削り込むことにした。
表板もぎりぎりまで周囲を中心に削りこむことにする。
中心付近は4mm程度そのまま残すことにする。
その前に塗料のテストをしておこう。どうせ削ってしまうし。
手始めに四方反りかんなで削ってみる。気持ちよく削れるのだが、かんなが大きすぎて目的の周囲が削れない。
100円ショップで手に入れた彫刻刀に切り替えて、シャカシャカ削る
意外とすいすい削れて楽しい。きっと一番楽しい工程だろう。
やはり素材が木なので逆目でむりやり削ると割れる。側板がくっついてしまっているので細い彫刻刀でもはいらなかったりする。しょうがないので1本は犠牲になってもらって金属の部分のみ摘出。これで細かいところまで削るのができるようになった。
結構削れました。削った量は約3g。
削る前は叩くと結構重そうな音がしていたけど、今は硬くてよく響きそうな感じになってきた。
表板は側版がまだ接着されていないので、四方反かんなが威力発揮。
彫刻刀と使い分けながらシャカシャカ削っていく。中央付近はあまり削らないようにする。
とりあえず納得できるところまで削ったのでこれでいってみることにしよう。
とりあえず埋め込む木を曲げてみる。半田ごてをつかってみたけど、容量が大きすぎるのか一部焦げた。
ちょっとづつ曲げるべきか、全体をみながら曲げるべきか。。。迷いが。。
とりあえずC部分から。どうも溝の幅が足りなかったようで思ったよりも押し込めない。
Fクランプはウクレレ作ったときのものがまた役にたった。
最近100円ショップで見かけなくなった。
この作業は私には向いてない。できることならやりたくなかった。
接着剤が乾いたら彫刻刀で削り込む。でもあまり接着剤が回ってなかったり、押し込み量がたりないと悲惨な結果に。
こんな感じで補修。
とりあえず裏板側はなんとかなったか?
一部恐ろしくて公開不能。
裏板のパフリングが今三ぐらいだったので、気を取り直して表板に取り組む
こっちは目立つだけになんとかしたい。でも裏の長さの半分だったりするので気が楽だ。
こっちはスプルース。裏のメープルよりもやわらかいので以外としっかり押し込めた。
しっかりと止めておく。
はずしてみたら意外ときれいに接着完了
こちらも慎重に削っていく
ま、こんなもんでしょ。
最難関工程を通過か?
表板の裏側にバスバーなるものをとりつける。
ギターで言うところのブレーシングとはちょっと違うのかな?
名前からすると低音を増強する棒でしょうか?
表板の裏側は削っちゃったのでキット付属の状態では合わなくなってしまった。
表板に紙やすりをおいて現物あわせ
単にきちっと現物合わせだけでなく、多少表板にテンションを与えたほうが木としては緊張感がありそうなので両端1mmぐらい間が開くぐらいに削り込む
反対側も
さて、接着。やはりタイトボンド。
しっかりくっつけます。やはりこれもタイトボンドで。
バスバーの取り付け無事完了。
箱を閉める前にやることをやらねば。
エンドピンの穴を開けておく必要があるな。
全然エンドピンが入らなかったのでリーマーを探すが、ない。
しゃーないのでドリルで穴を広げることにした。
φ8mmでがりがりと。
あとは丸やすりで調整して
ジャストフィット。
もうすこしで削りすぎるところだった。
結構きつきつで。
ふたを閉めてしまう前にやっておくことその2
ラベルを貼る。
ラベルデザインはあまり悩まず適当に。工房の名前そのままじゃんという感じですが、ま、これでいいでしょう。
鉛筆で書いてある印は駒下のセンターと魂柱の目安位置。
蓋を閉めてしまう前にやることその3
まずは魂柱の長さを測っておくべし。
全体の厚み-板厚x2でもいいけど一応閉める前に10mm+41mm=51mmぐらいであることを確認
52mmで作ってみたら、長すぎ。51mmにカットしたら、短すぎ:-(
2本目を作り直して
え、もう立てるの?
とりあえず片方に両面テープかまして立てておくことにしました。
エンドピンの穴からみたところ。
表板を載せただけでは動かず、しっかり蓋ができたときには動くぐらいという長さに調整。
これで魂柱と格闘しなくて済むか?
ネックの裏も仕上げておきます。
どうしあげていいのかわからないので適当に滑らかにするにとどめました。
こちらは弦が巻けないとこまるのでクリアランスをみつつそれなりに掘りました。
あとはやすりでしょりしょりと。
ついに機は熟した?
まずは道具を準備する
さっきまでバイオリンの下に引いていたスベラーズを切り刻む。
クランプで閉めたときに滑らなくていいはず。
道具を取り出す。以前ウクレレを作ったときに100円ショップで大量に買い込んでいたFクランプ、Cクランプを用意。
もちろん材料のほうの内側は触れなくなるので丹念に(適当に?)やすりをかけておく。
ついに接着工程開始。今回はタイトボンドで接着。意外と早く乾いてくるので手早くやる。
裏板側。締め付けたときに隙間が開かず、はみ出しすぎずの適量を
魂柱が立っているのが笑える。倒れませんように。
表板の裏側にも隙間が開かないようボンドを塗る。
塗るというよりも描くという感じで、意外と時間がかかってどんどん固まってくる
急げ!
そしてついに合体!もう中に手をいれることはないことを祈って。
ずれないように注意しながらCクランプ、Fクランプで締め付ける
そして初めて気がつく。
なんでみんなあんなに沢山クランプ使っているのかを。
接着剤が乾いて硬くなっていく。隙間が。。。。
あとはしっかりくっつくのを祈って寝る。
さて、ペグの調整をどうしようか迷う。
ホームセンターをぶらぶらしてペグのテーパーと合うものがないか探してみる
こんなのどうだ?「けずるくん」
テーパーがいまいちあいませんが、まいいでしょう。
それなりにすり合わせができます。
どのぐらいに調整したらいいのか見当つかず。松脂を塗るとかそれはだめで石鹸を塗るとかチョークがいいとかいろいろ書いてますがどうしようか。。。。ま、ペグがとまればよしとしましょう。
これがばらばらで最後の写真。
よくすり合わせをして接着する。
治具も作って位置あわせをするが、それよりもメインのクランプ1個で位置がほぼ決まるレベルまでしっかり削る。
これでほぼバイオリンらしい形になる。
ここで曲がるとすべてがパーだ。なんといってもタイトボンドでつけているのだから。
ナットは低すぎか?とりあえず鉛筆でけがいてやすりで溝をつけよう。
だめならこのパーツは作り直しかも。
無事ネックもついて吊るせるようになりました。
ウクレレと比べてみると意外と大きいことがわかります。テナーサイズぐらいでしょうか?
駒は削っていない状態でそのままですが、とりあえず4本の弦を張ってみました。
一応バイオリンらしくなりました。
意外とG線、D線はよく響き、A線、E線の線が細い感じ。思っていたよりもまともな音がでている感じがするが、比較対象がない。。。。
バイオリン製作のお手本を探していたら貸してもらえました(というかもらった?)
ただし、すべてのパーツがばらばらで、中の魂柱もカランカランと音をたてている状態で。
ただ、お正月で魂柱をさわるツールがなく、どうしようか悩みつつ、そこらのもので立てられないかやってみた。
みんな最初は半日かかったとか3時間かかったとか言われてますが、なんのことはない、10分で見事立ちました。
使ったのは針金とカニスプーン。
針金は写真のようにまげて魂柱のしたの方を挟み込む。
挟んでからFホールから入れようとすると入らないので針金を先に入れてそれからFホールの中で魂柱を針金にセットする。中心ではなく、どちらかというと下のほうを針金で挟み込むといい。
そして適当な位置に持っていって反対側のFホールからカニスプーンで微調整して位置を固定。
固定できたらそこからおもむろに針金をカニスプーンで解く。
以外と簡単ジャン。
魂柱用のツール1個でやろうとするから難しいのね。
ということで弦も張れて音がでました。
この音がいいのか悪いのかまだよく分かりませんが、比較対象にしてみましょう。
Suzukiのバイオリンは自宅に持ち帰ったので、早速吊るして並べてみた。
細かい違いが手に取るように分かる。
さて、次はどうしようか。。。。
この冬休み。ばたばたしてますが、開いた時間を使って、乾いた天気なのでこのチャンスに塗装してしまいましょう。指板が外れればいいんだけど、外すのめんどくさいのでマスキングテープでマスクして塗ることにする
だいぶ薄めて塗ったつもりだが、けっこうムラになるなあ。
気長にやりますか。
今回塗っているのは特別なものではなくホームセンタで売ってたアルコール系のセラックニス。ニスが580円、薄め液が280円だったかな?ま、これでいいでしょう。
シンナーで溶かすラッカーと違って匂いがあまりきつくないのが助かる。
乾いたら塗り、また乾かして、乾いたら塗り、を10回ほど繰り返した。
だいぶ塗料も分厚くなりテカテカしてきた。
お手本バイオリンのトップがあまりにも汚かったので掃除してみた。
ピカピカになりました。1971年製とは思えないほどに。
あっ、とおもったときにはころころと。。。
針金治具登場。こんな感じでこの位置で魂柱をセットして内部へ。
fホールって形に意味があったのだと作ってみてわかったわ。
今回も5分でセットOK。
なぜか塗り重ねると凹凸がどんどんできてくる。そろそろいったん整える時期と判断し、やすりをかけることにした。
最初はこんな感じで結構凸凹だったが、
このぐらいまで削り込む。最初800番で水とぎしてみたが、あまりにも効率が悪いので400番に変更。もっと削っていいのか?今回はこのぐらいでおさえておくべきか?
以前に比べると格段に平面になってきた。
でもぷつぷつと凹む。
うーん。もっかいやすりがけだ。
ま、ニスをぼてぼてに塗りこんでも音悪くなるだけだろうから。削り込みます。
結局トータル20回ほど塗りました。
前回の削りを結構しっかりやって最終塗り。
格段にピカピカになってきました。
1週間ほど乾かして水とぎしてポリッシュかけてみようかと思います。
もともと均一に仕上げようかと思っていたが、途中からちょっと迷いが生じてワイルドな感じもいいかなと思ってやすりを大胆にかけて濃淡をつくり表情をつけてみました。
塗装終了のはずだったがネックを忘れていた。
ノミでスクレープして軽くやすりで磨く。
2、3回ニスを軽く塗っておこう。
最初バイオリンをみたときになんでネックに塗装がないのか不思議だったが、自分で作ってみて、よーくわかった。
出張に出ている間にだいぶ乾いたようだ。
ボディを叩いてみるとでもなんとなくニスが多くてボタボタした感じなので落し気味で仕上げることにする。
今度は800番で水研ぎして
こんな感じに。叩いてみると乾いた音に。
ポリッシュで磨く
半分だけ磨いてみたところ。おー、写った。これは感動。
ピカピカです。
顔が映りこむとはこのことか。カメラが写ってます。
ただ、塗装がまだ安定していないのか指紋がつきやすく、再度磨いても落ちにくい。
手袋して作業しないとだめかも。
ウクレレライクに作業しているが、まいいでしょう。
これがオリジナルの駒。相当削る必要がある。
小さくて削りにくいので滑り止めとCクランプでとめて削る
あ、やっちまった。押さえどころが悪くて凹んだ。気持ちも凹む。
気をとりなおして
とりあえず荒削りはここまで
塗装が穴に入り込み、ペグやエンドピンが入らないので削る。
弦を張ってチューニング。駒の調整が完璧ではないのでまだまだ弦高が高いが気にせず組み立てる
お、意外といい音するじゃん。
低音側はいい感じで共鳴してかなりでかい音が出る。
もう夜遅くなので音を出すのは明日に持ち越し。
まだまだ調整はやること多いがぼちぼち行きましょう。
仮組み最終フィッティング
顎あてをつける。分厚目の両面テープでバイオリンに当たる面はコルクを接着。
位置をみながら組み付ける。
肩当も取り付ける。
これで一応仮組みOK
さて、弾いてみると、おお、鎖骨に響くぜ。これははじめての感触。
これはSUZUKIバイオリンではなかった。胴がよく振動してます。
ただちょっと音程によりムラがあるかも。駒調整してもうすこし弦高をさげれば治まるか。
一応曲は弾ける状態になりました。12/1から開始したのでなんと2ヶ月でできてしまいました。
あと残作業は
・駒をきちんと削る
・ペグがスムーズに回るように調整する(ペグリーマが欲しいが高いなあ。。。)
・魂柱の位置を触ってみる
そして
・練習する。 ←これが問題
さて、バイオリン製作も大詰め。
ペグの調整。
なんとなくペグの調整=松脂って感じだけれど、どこかのHPで石鹸を塗るといいらしいと書いてあったので、ほな、やってみよかー。ということで、舶来モノがいいらしいので、家の中をさがしてみたらGUCCIの石鹸が出てきた。もしかしたら国産もいいかもということで、やっぱり牛乳石鹸。その結果は?
結局リーマーは高いなあ。。。と思っていたのですが、1枚刃だったらアーミーナイフについてました。
これが調整前、これでしっかり止まっています。
調整後、というか石鹸塗っただけでぐりぐり入るのです。
で、どちらがよかったかは?
ちょっといい香りがしていて、お風呂で使い勝手が悪いということでバイオリン用としてはGUCCIになりました。
それにしても、ちょっとぬるだけでこんなに違うとは驚き。ペグシェーパーもペグリーマーも買わずにすみました。
さて、残るは駒と魂柱調整だけだ。
一応できたのだが、なんだかエージングされるにつれ音が悪くなっていく。
音の艶がないというか、カリッとした音がなくなったというか、そんな感じ。
魂柱の位置がずれたかなあ、ということでずらしてみようと試みるが、動かない。
思い切って倒して立て直すことにした。
両面テープで魂柱をつけたのもずれやすくあまりよくなかったみたいだ。ここは是正する。
で、適正と思われる位置に魂柱たててみたら、かなり艶やかな音がでるようになった。
ようするに倍音がでやすくなったような感じ。
あ、だから倍音鈴っていうのか?(言わない、言わない)
最後はあまりきれいな写真じゃないけど一応できたことにします。
久々のバイオリンネタ
テールピースをアルミ?から黒檀?に変更
音は金属くさくなくなってきた。といっても弦が金属だから。。。
金属以外の弦を使ってみたい。いつのことやら。